SQLのCASE ELSE文を使った条件分岐の実装方法を詳しく解説します。基本的な使い方から応用まで、具体的なサンプルコードを交えて紹介しますが、あなたはどのような場面でCASE ELSE文を活用できるでしょうか?
SQL 4大命令とデータベース基礎の完全ガイド
データベース操作の基本となるSQLの4大命令について、実践的なコード例を交えながら詳しく解説します。初心者でも理解できる基礎から、実務で使える応用テクニックまで、どこまで理解できるでしょうか?
データベース操作の基本となるSELECT文から見ていきましょう。
-- データの検索(SELECT文)
SELECT カラム名1, カラム名2
FROM テーブル名
WHERE 条件式
-- データの追加(INSERT文)
INSERT INTO テーブル名 (カラム名1, カラム名2)
VALUES (値1, 値2)
-- データの更新(UPDATE文)
UPDATE テーブル名
SET カラム名1 = 値1, カラム名2 = 値2
WHERE 条件式
-- データの削除(DELETE文)
DELETE FROM テーブル名
WHERE 条件式
検索系と更新系では、その性質や使用できる機能に大きな違いがあります。以下の表で主な違いを確認しましょう。
分類 | 命令 | データベースへの影響 | WHERE句の使用 | 戻り値 |
---|---|---|---|---|
検索系 | SELECT | なし | 可能 | テーブル形式 |
更新系 | INSERT | あり | 不可 | 成功/失敗 |
更新系 | UPDATE | あり | 可能 | 成功/失敗 |
更新系 | DELETE | あり | 可能 | 成功/失敗 |
各命令文で使用できる主要な修飾句について解説します。
SELECT * FROM 社員テーブル WHERE 年齢 >= 30
SELECT * FROM 商品テーブル ORDER BY 価格 DESC
SELECT 部署, COUNT(*) FROM 社員テーブル GROUP BY 部署
SELECT 部署, AVG(給与)
FROM 社員テーブル
GROUP BY 部署
HAVING AVG(給与) > 300000
効率的なデータベース操作のために、以下のポイントに注意が必要です:
-- 効率的なクエリの例
SELECT id, name
FROM large_table
WHERE index_column = 'value'
LIMIT 1000
データベース操作時の安全性を確保するために、以下の対策が重要です:
-- 危険な例(全レコードが更新される)
UPDATE users SET status = 'inactive'
-- 安全な例
UPDATE users SET status = 'inactive'
WHERE last_login < '2024-01-01'
BEGIN TRANSACTION
UPDATE accounts SET balance = balance - 1000 WHERE id = 1
UPDATE accounts SET balance = balance + 1000 WHERE id = 2
COMMIT
-- 安全なクエリの例
PREPARE stmt FROM
'SELECT * FROM users WHERE id = ?'