SQLでの0埋め(ゼロパディング)について詳しく解説します。基本的な方法から応用テクニック、各データベースでの違いまで幅広くカバー。あなたのSQLスキルを次のレベルに引き上げる秘訣とは?
SQLの大文字と小文字の区別と変換方法を完全解説
SQLにおける大文字・小文字の扱い方について、実践的なコード例を交えながら詳しく解説します。区別の有無や変換方法など、現場で使える知識が身につきますが、あなたのSQLの書き方は正しいのでしょうか?
SQLには厳密な大文字・小文字のルールは存在しませんが、可読性と保守性を高めるために、以下のような慣習があります:
SELECT column_name
FROM table_name
WHERE condition = 'value'
予約語(SELECT、FROM、WHEREなど)は大文字で記述し、テーブル名やカラム名は小文字で記述することで、SQLの構造が視覚的に分かりやすくなります。
MySQLでは、デフォルトでは大文字・小文字を区別しません。区別して検索したい場合は、BINARY演算子を使用します:
-- 大文字小文字を区別して検索
SELECT * FROM users
WHERE BINARY username = 'JohnDoe'
-- テーブル作成時に区別を設定
CREATE TABLE users (
id INT,
username VARCHAR(50) BINARY
)
文字列の大文字・小文字を変換するには、以下の関数を使用します:
-- 大文字への変換
SELECT UPPER(username) AS upper_name FROM users
-- 小文字への変換
SELECT LOWER(email) AS lower_email FROM users
-- 検索時の活用例
SELECT * FROM users
WHERE LOWER(email) = LOWER('User@Example.com')
大文字・小文字の使い分けがパフォーマンスに与える影響について、興味深い調査結果があります:
データベース製品によって大文字・小文字の扱いが異なります:
データベース | デフォルトの区別 | 区別する方法 |
---|---|---|
MySQL | 区別しない | BINARY演算子 |
SQL Server | 区別しない | COLLATE句 |
PostgreSQL | 区別する | ILIKE演算子 |
Oracle | 区別する | UPPER/LOWER |
-- MySQL
SELECT * FROM users WHERE BINARY name = 'John'
-- SQL Server
SELECT * FROM users
WHERE name COLLATE SQL_Latin1_General_CP1_CS_AS = 'John'
-- PostgreSQL
SELECT * FROM users WHERE name LIKE 'John'
-- Oracle
SELECT * FROM users WHERE name = 'John'