SQLで何ができる?データベース操作とテーブル管理の基礎知識

SQLの基本的な機能から実践的な活用方法まで、具体的なコード例を交えて解説します。データベース初心者でも理解できる内容で、SQLの可能性を探ってみませんか?

SQLで何ができるのか?基本から応用まで

SQLの基本機能と活用法
📊
データ操作の基本

データの検索・追加・更新・削除などの基本操作ができます

🗄️
テーブル管理

データベースやテーブルの作成・変更・削除が可能です

🔄
高度な操作

複数テーブルの結合やトランザクション制御ができます

SQLのデータ操作基礎:4大命令の使い方

データベースの基本操作には、4つの重要な命令があります。これらはSQLの基本中の基本となります。


-- データの追加(INSERT)
INSERT INTO 顧客テーブル (名前, 年齢) VALUES ('山田太郎', 30)
-- データの検索(SELECT)
SELECT * FROM 顧客テーブル WHERE 年齢 >= 20
-- データの更新(UPDATE)
UPDATE 顧客テーブル SET 年齢 = 31 WHERE 名前 = '山田太郎'
-- データの削除(DELETE)
DELETE FROM 顧客テーブル WHERE 名前 = '山田太郎'

SQLでテーブルを作成・管理する方法

テーブルの作成や管理は、データベース操作の基礎となります。以下に基本的な構文を示します。


-- テーブルの作成
CREATE TABLE 社員マスタ (
    社員ID INT PRIMARY KEY,
    氏名 VARCHAR(50),
    部署 VARCHAR(20),
    入社日 DATE
)
-- テーブル構造の変更
ALTER TABLE 社員マスタ ADD 役職 VARCHAR(20)
-- テーブルの削除
DROP TABLE 社員マスタ

SQLで実現するデータ分析と集計機能

データベースに格納されたデータを分析・集計する方法を見ていきましょう。


-- 部署ごとの平均給与を算出
SELECT 部署, AVG(給与) as 平均給与
FROM 社員マスタ
GROUP BY 部署
HAVING AVG(給与) > 300000
-- 売上データの集計
SELECT 商品カテゴリ,
       COUNT(*) as 販売件数,
       SUM(売上金額) as 総売上
FROM 売上テーブル
GROUP BY 商品カテゴリ
ORDER BY 総売上 DESC

SQLによるデータベース連携とシステム統合

SQLを使用して異なるシステム間でデータを連携させる方法について説明します。


-- テーブル結合の例
SELECT 注文.注文ID, 顧客.顧客名, 商品.商品名
FROM 注文
JOIN 顧客 ON 注文.顧客ID = 顧客.顧客ID
JOIN 商品 ON 注文.商品ID = 商品.商品ID
WHERE 注文.注文日 >= '2024-01-01'
-- サブクエリを使用したデータ連携
SELECT 部署名,
       (SELECT COUNT(*)
        FROM 社員マスタ
        WHERE 社員マスタ.部署ID = 部署.部署ID) as 社員数
FROM 部署

SQLのパフォーマンスチューニングとベストプラクティス

効率的なSQLクエリの作成方法と、パフォーマンス向上のためのテクニックを紹介します。


-- インデックスの作成
CREATE INDEX idx_社員_部署 ON 社員マスタ(部署ID)
-- 効率的なクエリの例
SELECT 社員ID, 氏名
FROM 社員マスタ
WHERE 部署ID IN (
    SELECT 部署ID
    FROM 部署
    WHERE 部署名 LIKE '営業%'
)
LIMIT 100

 

以上が、SQLで実現できる主な機能と具体的な使用例です。これらの基本を押さえることで、データベースを効率的に操作し、必要な情報を素早く取得・管理することが可能になります。