SQLで特定の行を抽出するWHERE句の使い方と実践例

SQLでデータベースから特定の行を抽出する方法について、WHERE句の基本から応用まで実践的なコード例を交えて解説します。初心者でも使いこなせるようになるには?

SQLで特定の行を抽出する方法

SQLでデータを抽出する3つのポイント
🔍
WHERE句の基本

条件を指定して必要なデータのみを抽出

🎯
比較演算子の活用

等号や不等号を使って詳細な条件指定が可能

🔄
複数条件の組み合わせ

AND/ORで複雑な条件も表現可能

SQLのWHERE句による基本的なデータ抽出

データベースから特定の行を抽出する基本的な方法をご紹介します。WHERE句を使用することで、必要なデータのみを効率的に取得できます。

 

基本的な構文は以下の通りです:


SELECT カラム名 
FROM テーブル名 
WHERE 条件式

 

例えば、idが2のデータを抽出する場合は次のように記述します:


SELECT * 
FROM テーブル名 
WHERE id = 2

SQLの比較演算子を使った条件指定

WHERE句では様々な比較演算子を使用して、より詳細な条件指定が可能です。

 

主な比較演算子の例:

  • =(等しい)
  • >(より大きい)
  • <(より小さい)
  • >=(以上)
  • <=(以下)
  • !=(等しくない)

SQLのLIKE演算子によるパターンマッチング

テキストデータの部分一致検索には、LIKE演算子を使用します。

 

パターンマッチングの例:


-- 前方一致検索
SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 LIKE '文字列%'
-- 後方一致検索
SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 LIKE '%文字列'
-- 部分一致検索
SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 LIKE '%文字列%'

SQLのBETWEENとIN演算子による範囲指定

特定の範囲や値のリストに含まれるデータを抽出する場合は、BETWEENやIN演算子が便利です。


-- 範囲指定
SELECT * FROM テーブル名 
WHERE カラム名 BETWEEN 最小値 AND 最大値
-- リスト指定
SELECT * FROM テーブル名 
WHERE カラム名 IN (値1, 値2, 値3)

SQLの複数条件を組み合わせた高度な抽出

AND演算子とOR演算子を使用することで、複数の条件を組み合わせた複雑な抽出が可能になります。


-- AND条件の例
SELECT * FROM テーブル名 
WHERE 条件1 AND 条件2
-- OR条件の例
SELECT * FROM テーブル名 
WHERE 条件1 OR 条件2
-- 複合条件の例
SELECT * FROM テーブル名 
WHERE (条件1 AND 条件2) OR (条件3 AND 条件4)

 

これらの条件を組み合わせることで、より精密なデータ抽出が可能になります。