データベースからの効率的なデータ抽出方法について、初心者にもわかりやすく解説します。WHERE句やJOINを使った実践的な抽出テクニックとは?
SQLで特定の行を抽出するWHERE句の使い方と実践例
SQLでデータベースから特定の行を抽出する方法について、WHERE句の基本から応用まで実践的なコード例を交えて解説します。初心者でも使いこなせるようになるには?
データベースから特定の行を抽出する基本的な方法をご紹介します。WHERE句を使用することで、必要なデータのみを効率的に取得できます。
基本的な構文は以下の通りです:
SELECT カラム名
FROM テーブル名
WHERE 条件式
例えば、idが2のデータを抽出する場合は次のように記述します:
SELECT *
FROM テーブル名
WHERE id = 2
WHERE句では様々な比較演算子を使用して、より詳細な条件指定が可能です。
主な比較演算子の例:
テキストデータの部分一致検索には、LIKE演算子を使用します。
パターンマッチングの例:
-- 前方一致検索
SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 LIKE '文字列%'
-- 後方一致検索
SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 LIKE '%文字列'
-- 部分一致検索
SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 LIKE '%文字列%'
特定の範囲や値のリストに含まれるデータを抽出する場合は、BETWEENやIN演算子が便利です。
-- 範囲指定
SELECT * FROM テーブル名
WHERE カラム名 BETWEEN 最小値 AND 最大値
-- リスト指定
SELECT * FROM テーブル名
WHERE カラム名 IN (値1, 値2, 値3)
AND演算子とOR演算子を使用することで、複数の条件を組み合わせた複雑な抽出が可能になります。
-- AND条件の例
SELECT * FROM テーブル名
WHERE 条件1 AND 条件2
-- OR条件の例
SELECT * FROM テーブル名
WHERE 条件1 OR 条件2
-- 複合条件の例
SELECT * FROM テーブル名
WHERE (条件1 AND 条件2) OR (条件3 AND 条件4)
これらの条件を組み合わせることで、より精密なデータ抽出が可能になります。