データベースからの効率的なデータ抽出方法について、初心者にもわかりやすく解説します。WHERE句やJOINを使った実践的な抽出テクニックとは?
SQLの抽出条件とWHERE句で実現するデータ検索の基本と応用
データベースからの効率的なデータ抽出に欠かせないSQLのWHERE句。基本的な使い方から実践的なテクニックまで解説します。あなたのSQL力をどこまで高められるでしょうか?
データベースから特定の条件に合致するレコードを抽出する基本的な方法について説明します。
SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 = '検索値'
具体例として、従業員テーブルから特定の条件で検索する場合を見てみましょう:
SELECT * FROM employees WHERE emp_no <= 10003
より複雑な検索条件を実現するために、AND演算子とOR演算子を使用する方法を解説します。
-- AND演算子の例
SELECT * FROM user
WHERE address = '東京'
AND age >= 30
-- OR演算子の例
SELECT * FROM user
WHERE address = '東京'
OR address = '大阪'
CASE式を活用することで、より柔軟な条件分岐とデータ加工が可能になります。
SELECT
date,
COUNT(DISTINCT CASE
WHEN item = 'apple' THEN customer_id
END) AS アップル購入者数,
SUM(CASE
WHEN item = 'orange' THEN quantity
END) AS オレンジ販売数
FROM sales_data
GROUP BY date
WHERE句を使用する際のパフォーマンス最適化について、重要なポイントをまとめます:
より実践的な場面で活用できる、高度なWHERE句の使用方法を紹介します:
-- 日付範囲の指定
SELECT * FROM orders
WHERE order_date BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-12-31'
-- NULL値の処理
SELECT * FROM customers
WHERE email IS NOT NULL
AND status = 'active'
-- IN句の活用
SELECT * FROM products
WHERE category IN ('食品', '飲料', '菓子')
これらの条件を組み合わせることで、より精密なデータ抽出が可能になります。